岡崎市立常磐東小学校事例紹介


  あいちシェイクアウトが告知されてから間もない平成25年7月17日(水)、岡崎市の北東部山間地に位置する、全校児童50名の岡崎市立常磐東小学校から参加表明がありました。参加表明メッセージによると、「学校の前を唯一の幹線道路が通っています。校区内は大きく6つの集落に分かれていますが、いずれも山が迫り土砂崩れなどの災害の危険性が高くなっています。万が一土砂災害により幹線道路が遮断されれば人の行き来は不可能となり、陸の孤島と化します。」とのことでした。同小学校が平成25年9月2日(月)にシェイクアウト訓練及び校内の避難訓練を行うということで、訓練当日、愛知工業大学地域防災研究センターのポストドクター(森田、小林)が取材に行ってきました

 

 

 

 

シェイクアウト、避難訓練

  当日は2学期が始まる日ということで、体育館で始業式が行われました。あいちシェイクアウト訓練は、校長先生の挨拶の最後で行われ、校長先生の合図とともに、1分間生徒も先生も一緒に「しせいをひくく、あたまをまもり、じっと」しました。途中、校長先生からは「1分間って意外と長いね」という一言もありましたが、生徒たちは静かに1分間が経つのを待っていました。

  シェイクアウト訓練が無事終了し、始業式も終わった後、生徒たちは一旦自分たちの教室へ。その後、すぐに待っていたのは学校の避難訓練。この訓練は、通常行われている避難訓練と同様、
・まず、地震が起きたことを想定し、机の下に隠れて身を守り、
・次に、図工室から火災が発生したことを想定し、校内放送の指示に従って体育館に避難する
というものでした。各教室からは、先生の指示に従い生徒たちは一列に整列。何度も訓練をしているのか、手際のよい動きで体育館まで無事避難ができました。

  

 

内田校長インタビュー

  

Q1.
あいちシェイクアウトに参加するきっかけは何でしたか。
  A1.
もともと防災に対する関心は以前からあった。愛知県ホームページの防災に関するページを見て、あいちシェイクアウトを知り、参加してみたいと思った。

 

Q2.
あいちシェイクアウトへの参加表明をしてから今日(9月2日)までの間、何か準備をしましたか。
  A2.
夏休み中だったので、子供たちには何も伝えていないが、職員には、愛知県ホームページからダウンロードした、あいちシェイクアウトのチラシを配布した。保護者や地域住民には全く告知していないが、保護者や地域住民にも配布される「校長だより」にあいちシェイクアウトについて報告を行なう予定。

 

Q3.
あいちシェイクアウトにどのようなことを期待されていましたか。
  A3.
愛知県の住民が連帯意識をもって取り組むという活動の輪に入れたらと思っていた。本校の防災への意識を高めるため、学校外からの協力を得るきっかけになればいいと思っていた。

 

Q4.
あいちシェイクアウトをきっかけに、防災に対する意識に変化はありましたか。
  A4.
訓練が終わった直後なので、生徒や職員の意識についてはまだわからないが、校長自身としては、多くの方々が関わる活動に参加できたことで、防災に対する意識が高まった。公的な感覚というか、様々な方が関わっている活動の一員になれたことに意義を感じる。

 

Q5.
今後、防災に関して、どのような対策を取っていきますか。具体的な活動案などあれば、おしえてください。
  A5.
大地震に限らず、校区が山間地ということで、ゲリラ豪雨などによる土砂災害の被害についても積極的に考えて、行動してゆきたい。その最初の活動として、5年生の力を借りて、地域の危険箇所などをまとめた防災マップを作成したい。そのマップをもとに地域の人々に情報を提供し、防災への意識を高めていきたい。

 

(記事:愛知工業大学地域防災研究センター 小林哲郎)